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更年期に母を襲った病②

ブログ | 25.05.16

一人で眠ることが出来ない母を寝かしつけるのは日々の日課となっていきました。

せめて夢の中だけでも、身体を思う存分動かし、思いっきりしゃべり、自由でいてほしいと
願っていたのを覚えています。

病気の進行を止める術を知らず、見ているしか出来ない日々を過ごしていました。

まるで出口の見えない真っ暗なトンネルの中で、光を見つけられずに、ただ母の手を握りながら、励ましながら、

恐怖や悲しみ、絶望とともにどこにたどり着くのか分からない暗い見えない道をゆっくりゆっくり歩いているかのようでした。

ずっと気になっていた「原因不明の病」。
その原因について答えを見つけるきっかけに出会うのはそれから10年以上たった頃です。

女性のホルモンバランスについて学ぶ機会がありました。

女性の健康にとってホルモンバランスがどれだけ大事なのか、更年期に起こるホルモンバランスの変化や、ホルモンバランスが乱れることによりどのような症状が起こりうるのか。
そして、ケアの方法は?

そういった学びを深めて行く中で、もしかしたら母の病の原因は更年期に起こるホルモンバランスの変化・乱れが発端となったのではないかと考えるようになりました。

女性にとって大切なプロゲステロンとエストロゲンのバランス。

更年期に入るとプロゲステロン・エストロゲンは減少し始めます。

・エストロゲンの分泌は40~60%減少
プロゲステロンに至ってはエストロゲンの約12倍の減少。

エストロゲンは40~60%の分泌があるのに対して、プロゲステロンの分泌はゼロに等しくなります。

プロゲステロンはあらゆる臓器に働きかける大切なホルモンです。

脳・甲状腺・呼吸器・乳房・子宮・卵巣・副腎・神経細胞・皮膚・骨など身体のあらゆる部分がプロゲステロンを必要としています。

脳に至っては血液中のプロゲステロンの約20倍の量を必要とします。

疲れていても頑張っていた母の身体は、副腎も疲労していたはずです。男性ホルモンの数値も高かったかもしれません。


忙しくしていた母の生活の中で、すでにプロゲステロンが不足していたことは想像がつきます。

そして更年期に入りプロゲステロンの分泌が減ったことにより、
母の場合は症状が脳に現れたのではないかと考えると、全てのことに納得がいくのです。

 ꕤプロゲステロン・エストロゲンの役割や詳細についてはコチラ↑の記事に詳しく書いているのでご覧くださいね  ꕤ

当時、血液検査をしていて見つけられなかった原因。
細胞内で本当に働いているホルモン数値を知ることが出来る
【唾液ホルモン検査】をしていたらどうだったのか。

プロゲステロン・エストロゲン・甲状腺ホルモン・副腎ホルモン・男性ホルモンの数値は?


病気が進行する前にプロゲステロンクリームを使用していたら結果はどうなっていたのか。


日々の忙しさから少しでも解放される時間を作り心を癒していたら。。

タラレバになりますが、今でもそんな風に考えることがあります。

母が病気を発症して約20年が経ちました。

20年前の私に、この知識があったなら、もしかしたら母の病気を食い止められることが出来たかもしれません。もしくは病気を発症しても進行を遅らせることが出来たかもしれません。

母のような経験を女性にしてほしくない。
そんな思いでホルモンケアサロンSoleilをオープンしました。

女性はホルモンバランスが乱れることで、母のように脳に影響が出ることもあれば、女性特有の病気・疾患や、自己免疫疾患として現れることもあります。

そしてホルモンバランスは

・忙しい日常
・食生活
・考え方や思考
・心(感情)
・ストレスなど

様々なことが原因で乱れやすくなります。

母が病気を発症し、今まで明るく優しい空気感にあった家庭は、暗く重々しいものに変わりました。
家族の一人が病気になるだけでこんなにも家庭の空気感が変わるのか。。と感じていました。
そして家庭での「母」という存在の大きさ、女性が放つエネルギーというものを教えて貰いました。

お仕事・家事・育児と忙しいプレ更年期・更年期の女性だからこそ健康で日々を快活に過ごしてほしいと願います。


女性が明るく元気であることで、家族を癒して元気にし、その輪が社会に広がって
いつのまにか世界中が平和になるのではないかと、わたしは本気で思っています ☺︎

一緒にホルモンケアを始めませんか?

最後まで読んでくださりありがとうございます⋱⚘⋰

椿彩*・.。*